永遠くんは時々神様になる。
ひなのです。
今日会社のデスクでポテトチップスを食べていたら永遠くんに
冬に向かって肥えてんの?
と言われました。
ちげーよ
生理前は食欲が増します。そして2キロくらいは増えます。生理か終わると2キロくらい痩せます。あぁ、人体の不思議。
永遠くんは毒舌でチクチク責めてくるけど根は味方。そう思っています。
先日、接待でシャンパンを飲んだ時。
炭酸が苦手なわたしはシャンパンは必ず割り箸で炭酸を抜いて氷を入れてでないと飲めません。キャバクラだとこの飲み方は普通だし当たり前に割り箸が出てくるからいいんだけど
お高いレストランではそんな事有り得ない。
だいたい私コーラも飲めません。
マドラーもないし、時間をおいて待てどもシャンパンの炭酸は抜けてくれません。
お客様からしたらお酒を飲まないことは失礼ななってしまうのでなんとかしてグラスを開けたいのですがなかなか飲めない。
そんな時、隣に座っていた永遠くんは
「あ、あの壁にある絵、〇〇の〇〇の絵ではないですか?〇〇様、絵画がお好きと伺っておりまして云々」
永遠くんは壁に掛けてある絵を左手のひらで示しながらお客様の目線がそっちにいくと右手で空のシャンパングラスをわたしに渡して来ました。
これはまさかと思い、わたしの並々入っているシャンパングラスを永遠くんにこっそり渡す。
何事もなかったかのようにわたしのシャンパンを永遠くんは飲んでくれました。
これを三回やりました。笑
このときばかりは
永遠くんが神様に見えました。
さすが元売れっ子ホスト。
元No.1で炭酸を抜かないとシャンパンが飲めないわたしがヘタレなのですが、キャバクラとホストじゃ根本的にシャンパンを飲む量が違う気がします。シャンパンコールはキャバクラには無いですし、ビンダ(ボトルをラッパ飲みすること)なんてホストでしか見たことありません。
また、お客様にとってNGワードな会話をしてしまう方がいるとき、その話題に移ってほしくないときはわたしや永遠くんはパントリーをわざと落とします。
フォークでもナイフでも。
音が出てみんながこちらに注目すると
話の流れが一回切れます。
そして眉毛を八の字にして
「大変失礼いたしました。そういえば〇〇様、〇〇のお話をお聞かせ願えますでしょうか?」
そういえば話の主導権はこちらに。
こんな小技を挟みながら、そして会社の永遠くんファンの痛い視線を背中に感じつつ日々接待を頑張ります。