お客様の話。
ひなのです。
ふと、思い出したお客様の話をひとつ。
そのお客様はうちのお店では指名はいませんでしたが、かなりお水のお店で有名な方で月にキャバクラに一般人の平均年収ほどは使う方でした。
一つのお店でお金を使うのではなく、毎日色々な店に飲み歩いてるアラサーの方です。
見た目は中の下。
べつにかっこいいとは思いませんがどうしようもないくらいブサイクでもありません。
常に2-3人を連れて飲みに来ていました。
が。この連れは全員キャッチの人。
キャッチの人間はキャバクラに客を入れると紹介料として売り上げの何十パーセントかをお店からバックされます。なのでその卓で売り上げが上がればウィンィンになる。
それを分かってて連れてくるのです。
なぜか?
キャッチの人間はお客様にお金を使わせた分、自分の給料に跳ね上がるので一生懸命、ヨイショします。
今思えば多分、その方は友達が居なかったんじゃないかと思います。接客をしてそう思いました。
その方は割と常連さんでしたが、
会話の内容は殆ど他のキャバクラとキャバ嬢の文句。それしか出て来ません。
あいつは〇〇がだめた。
あいつのあーゆーところがむかつく。
あーゆー女は無理。
俺は偉いから。が口癖。
周りのキャッチもキャストも一切否定はしません。
そんなに文句言うならキャバクラなんて通わなければいいのに。
きっとわたしやわたしの店の悪口も他のキャバクラで言ってるはずです。笑
彼女が欲しいと言います。
でも
キャバクラじゃないと誰も相手をしてくれないんだなーって。
きっとこの人が仕事で大損してお金がなくなったらいままでちやほやしてたキャッチもキャストもみんないなくなるんじゃないでしょうか。
あざといってゆーか
夜の世界はお金が一番だから。
この人、一般の女の子と付き合うことは一生ないと思います。
とゆうか、わたしのお店でもこのお客様と付き合いたいと言う子は誰1人として居ませんでした。
若いうちからお金を稼げることは
とてもすごいことだし、それだけ頑張った結果だと、もちろん思います。
でも彼は、お金と引き換えに、失ったものがたくさんあるんだと思います。
なんか、稼げても、周りに誰も居なくなったらつまらないのになーって思います。
いまでも彼はキャバクラを渡り歩いてあちこちで悪口言ってるのかなぁ?